■年間200冊目標 書籍レブログ

ビジネス書・たま〜にノンフィクションの書評 

【読了】定年まで待つな! 

定年まで待つな!   

PHPビジネス新書

著者:成毛 眞

 

本日は時間的にもさっと読めるものを探している中で見つけた一冊です。
前回のamazonに続き著者の本は2冊目です。

 

本書はサブタイトルにもある通り、これからのキャリア戦略、また人生戦略とも言っていいと思いますが、これからを生き抜く考え方・具体的な方法論も複数あり、どの戦略を自分の軸にするかが考えやすくなるかと思います。働き方改革は叫ばれて久しいものの、自分的には正直制度とかをあてにするつもりもないので、現時点でできるインプットをした後にアウトプットを強烈に意識して吐き出していく必要があると思います。


主にミドルエイジ(40代~50代)を対象としていますが、私も含めて同世代を応援したい立場としては30代にもおすすめしたいです。
人生100年時代であるならば、折返しの今の時点でどういう決断をするか。今、問われている気がします。


問題意識として、私も実際に計画しているこれからの人生戦略として、ヒントが得られればと考えていましたが、あらゆる視点でヒント満載と言えます。
最近はエビデンスありきの根拠を重視した本が特に売れていると思いますが、実際にそう遠くない未来に超高齢化社会になるのが確実な日本でどういった戦略が適切か、真剣に考える機会となるはずです。

 

一つ興味深かったのは地方への転職も選択肢として紹介されていますが、私自身が以前読んだ本に事業承継に関するものがあったんですが、それに繋がる感じがして面白かったです。個人的には自分自身の気づきの感度を磨いて、まだ埋もれている可能性を見つけようとしています。


著者は元日本マイクロソフト社長の成毛 眞氏ですが、もともと私は成毛さんの本が好きなこともあり、見つけてからは即買い(笑)
直感的にこれは前回同様、一気に読めてしまうなというのがありました。


これからを生きる上で自分にはなかった視点というか、新たな知見を得られると思います。
よく言われる「知っている事」と「実際にできる事」の間には深い溝があるという事がありますが、これは仕事を通じて私自身も何度も痛感した部分です(笑)
何かを改善するにしても何にしても、まず引き出し(選択肢)は必要だし、多くあった方がいいですよね。その知っている事を実際に行動に移せるかどうか。その結果がどうであったかを検証し、このサイクルを繰り返す作業が本当に重要ですよね。実際、知識がある人は本当にたくさんいます。それを行動まで落とし込んでいる人のほうが少ないのは前回のアウトプットの話に通じるものがあります。

 

私も今後の人生戦略のヒントを得たので、行動計画に組み込んでいきます。
なんというか、起業・転職が珍しくなく、今後こういった流れがより加速していくと思います。危機感は前提として持っておいて、よりアウトプットを加速させる必要があると感じたところです。多くの悩めるミドルエイジの人が決断するためにも読んでほしい1冊ですね!